レツゴー新入生

勉強大嫌いの現役高校3年生=受験生から、何とか女子大生へ昇格。
ダメっぷりを余すことなく発揮した日常の記録です。
現在春休み。4月から2年に進学・・・できるはず?
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最近読んだ本
天使の囀り
天使の囀り
貴志 祐介
「ISOLA」「青の炎」という本が好きだったので、同じ作家さんの本を図書館から借りて読んでみた。
元々ミステリ系作家さん(なのかな?)という風に思っていたのですが、この「天子の囀り」はミステリーとは違う気がする。サスペンス? 何と表していいのかは解りませんが、さくっというと大変恐ろしい思いをしました;

主人公は北島早苗という、ホスピスに勤めている28歳の女医さん。物語は、彼女の恋人で作家である高梨が、アマゾンの取材から帰ってきたところからはじまります。
明らかに出立前とは様子の違う高梨。早苗は不審に思うのですが、結局高梨は自殺・・・。だけど話はそこで終わりません。相次いで、高梨と一緒にアマゾンへ赴いていた連中が、はやり奇妙な自殺をしてしまうのです。
同時進行で、「信一」というオタク系の青年の話も進行。彼は現状に悩みを抱える青年で、それが原因でとあるセミナーに参加したところから、変わりはじめるのですが、それがどんどんと異常な方向へ・・・
そして早苗と信一の物語は、結末近くでクロスするのです。

さくっと説明すると、こんなあらすじ。
序盤はちょっと退屈かもしれない。特に1番最初の章は、これといって楽しいこともなく、ただ淡々と進んでいきます。だけど本を読み進めるに連れて、段々とその意味が解ってくるからびっくりだ。見事な伏線ですね。終盤はノンストップで読みぬきました。
わりと専門知識が多いので、用語の多さには辟易したかもしれない。まぁ軽く読み飛ばしても大きな問題はなかったので、社に構えて読んでみればいいんじゃないかと。
あと「登場人物に感情移入」とかは物凄く難しいかもしれない。なんだろう・・・現代日本が舞台であるにも関わらず、とても遠い世界の出来事みたいに感じたよ。
幽霊はでないし、巨大な怪物とも遭遇しないけれども、それよりずっと恐ろしい生物が、この奇妙な「死」の真相として現れる。それが本当に恐い。背筋が凍る思いです。そして微妙にグロテスク。
ガンガンとひとは死ぬし、なんかものっそい無力だなーと感じるし、決して心地いい本じゃないけれど、薄ら寒い思いをしたいひとは読んでみてもいいかもしれません。とりあえずタイトルに騙されるな。天使なんていやしない。あぁ、当分スパゲティは食べたくない・・・

ここからネタバレ。
怪生物の正体は、「寄生虫」です。線虫といわれているけれど、要はそういうこと。本来ならアマゾンで猿に寄生して生きてきた連中が、例のアマゾン探検隊(ちょっと違う)が虫に寄生された猿を食べることで、日本に持ち込まれてしまったという話。
やつらは脳に寄生して、まるで麻薬みたいな効果を与えてくれる。つまり人間に怖いものがなくなっちゃうんですね。ありがたい話のように聞こえますが、いやいやとんでもございませんよ、と。
アマゾン探検隊は、概ねそれまで「自分が今まで1番恐れていたこと」を実行して、それにより結果として命を落とす。それがものすごく薄ら寒く奇妙に見える。
セミナーも同様です。これはアマゾン探検隊で虫につかれたひとりの男が、「こりゃ素晴らしい!」とおそらく虫に操られ、人為的に寄生を広めたもの。このセミナーに参加するようなひとたちは、概ね何らかの心の問題を抱えている。それがこの虫によって解決されちゃうわけですよ、うわー。だから信一の物語は、途中までとても気分上々。途中からいっそ沈んでしまいたくなる・・・
タイトルになっている「天使の囀り」というのは、その寄生虫が脳内で活動するにあたり、聞こえる半ば幻聴のようなものです。バリエーションで、はばたきもでてきます。おおよそその実態は可愛らしい名に合いませんとも。絶対聞きたくない。

寄生虫ってたぶん身近にいたりもするんだろうけども、考えたくない存在ですね。ましてこんな虫。頭の中に巣食ってんだよ? 身震いがする。
ありえない話なのですが、意外にありえない話でもないので、本当にいやになった。
正直、結末には「えー」とも思わなくないけども、どうにかしてほしいなぁ。ちょっと救いようがない話だと感じました。本当、当分スパゲティは見たくもない・・・!
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